夏休みの自由研究~テーマの決め方、進め方、まとめ方
夏休み、子どもたちの季節がはじまる。
すぐ足下に秘密があります。そのことにまだ誰も気づいていません。そんなとっておきの秘密を、自由研究を通して楽しみながら発見できたらいいな!
ここでは、小学校・中学生の自由研究への心構えや進め方、テーマのヒントを説明します。
- 目次
- 1. 自由研究のよくある疑問
- ・手書き?パソコン?
- ・大きな紙に書く?ノート?アルバム?
- ・親がどこまで手伝っていいの?
- ・ネットの情報はどこまで利用していいの?
- 2. なぜ自由研究があるの?
- 3. 自由研究の心構え・心得
- 4. こんなことでもいいんだ!自由研究のテーマの種類
- 5. テーマのヒント・テーマの探し方
- 6. 自由研究の形式
自由研究のよくある疑問
親はどこまで手伝っていいの? ネットの情報をどこまで利用していいの? まずはそんな疑問を解消しましょう。
手書き? パソコン?
自由研究をまとめるのは手書きで良いでしょう。パソコンが使えるなら、ワードやエクセル、パワーポイントを利用しても良いです。
大きな紙に書く?ノート?アルバム?
学校の指定があればそれに従いますが、指定がないことがほとんどです。だから、どんな形でもOKなのです。
一般的には、模造紙など大きな紙にまとめます。観察日記や押し花の場合は、めくりやすい画用紙やアルバムでまとめるのもおすすめです。工作や絵画、標本なら、作品とレポートを組み合わせてもいいでしょう。
親がどこまで手伝っていいの?
親が実質的に作成したものを子どもの作品として提出するのはNGですが、親が手伝う程度ならOKです。親子で一緒に進める家庭が半分以上という調査もあります。 教育事業を行う株式会社エス・エー・アイによると、 書いてあることをそのまま写して自分の研究のようにするのはNGですが、下調べのためにネットを利用するのはOKです。効率よく情報を収集するのにネットは便利です。 サイトによっては間違ったことが書いてあったり、自分の考えとは違うことが書いてあることもあります。ネットの情報をどう取捨選択するか?また、自分の考えと違う意見にどう向き合うか?それは大人になっても大切な力になるはずです。 それは、自分で課題を見つけたり問題を解決する能力が大人になって大切になるからです。 自由研究のテーマはネットに溢れていますが、そのまま同じ実験をして似たようなことを書いて仕上げてしまうのは少しもったいないかもしれません。 自由研究のテーマは自由。でも何をテーマにしたらいいのか・・・そこで、テーマの種類やテーマ例をご紹介します。 ❶ 実験、調査、観察、採集 ❷ 工作 ❸ 絵・作文 それでも自分でテーマを見つけるのが難しければ、以下のサイトがおすすめです。 メニューの「研究対象で探す!」の入力欄に、たとえば「トンボ」、「シャボン玉」と入力して検索すれば、自然科学観察コンクール(シゼコン)に入賞した過去の作品を検索できます。 「❶ 実験、調査、観察、採集」であれば、以下の形式が一般的。もちろん自分が分かりやすいと思えば、どんどん変えてOK。 いかがでしたか?好きこそものの上手なれ。自分がもともと興味がある分野で楽しく自由研究が進められたらなによりですね! written by ヒノキブンコ記事の続きはこちらから
・『自由研究のテーマの設定はどのように決めていますか?』の質問では、1位は『子どもに決めさせる』(54%)で、2位は『家族で話し合って決める』(29%)。
・『自由研究はどのくらい親が手伝いますか?』の質問では、1位が『親子で一緒に取り組んでいる』(42%)、2位が『困った時だけアドバイスする程度』(40%)。
子どもの主体性を考えれば、ひとりでテーマを決め、ひとりでまとめるのがいいのかもしれませんが、親子で話し合いながら進めることで、議論する力や協調性が養われます。ネットの情報はどこまで利用していいの?
図書館や博物館に 確かめにいくのもおすすめです。 なぜ⾃由研究があるの?
教室ではあらかじめ用意された問題を解きますが、人生には同じ問題は用意されていません。それぞれ違う問題に直面し、それを解決していくことになります。
それを難しいことととらえずに、楽しく生き抜くための能力を養おうとするのが自由研究の目的のひとつで、子どもの『問題解決能力』や『やり抜く力』、『探究心』を育んでくれます。非認知能力という、以前ふじのーとでもご紹介した大事な能力のことです。 ⾃由研究の⼼構え・⼼得
ヒントにするのはいいと思いますが、自分なりの疑問でスタートできたらいいですね。
すぐ足下に、世界のだれもまだ気がついていない秘密がいっぱいあります。もともと興味があって、身近なところから探せば、それに気がつくのは、そんなに難しいことではありません。 こんなことでもいいんだ!自由研究のテーマの種類
自由研究は大きく分けて、『❶実験・調査・観察』、『❷工作』、『❸絵・作文』があります。
テーマは興味のある身近なところから探すといいでしょう。
たとえば、電車のパントマイムの形に注目したり、好きな漫画の主人公が笑うときと怒るときの口と目の距離を調べてもいいでしょう。
調べることが具体的に決まると自分なりの予想が生まれ、予想と結果の違いから発見がうまれます。
ものを作るのが好きなら、工作もおすすめ。プラスチックや粘土、竹串、ペットボトルなどホームセンターや百均で手に入る材料を使ってみてはいかが?おもちゃや生活に役立つもの、科学現象を応用した仕掛けなど自由にチャレンジしてみましょう。
絵を書いたり、文章を書くのが好きな人は、絵画や作文もいいでしょう。学校ではできないような題材・画材に取り組んでみたり、ファンタジーや冒険などの物語を書いてみてもいいでしょう。テーマのヒント・テーマの探し方
https://www.shizecon.net自由研究の形式