櫛形山の動物頭骨 模型に 南ア・エコパ伊奈ケ湖で販売
2024年10月11日
南アルプス市上市之瀬の「エコパ伊奈ケ湖」は、櫛形山に生息する動物の頭骨を忠実に再現した模型「櫛形山の自然 哺乳類の頭骨」を制作した。同所の市森林科学館で、カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」に入れて販売している。
櫛形山に生息する動物や、南アルプスが国連教育科学文化機関(ユネスコ)のエコパークに登録されていることを知って関心を持ってもらおうと企画。模型は研究用の剥製や猟友会が捕獲した動物をスキャンした後、3Dプリンターで制作した。
頭骨は5センチほどのプラスチック製で、ニホンジカ、タヌキ、ホンドギツネ、ムササビの4種を用意。カプセルには櫛形山の名前の由来やエコパーク登録などについて記した紙も入れている。今後、サルやアナグマなどを追加する予定。
エコパ伊奈ケ湖の職員は「頭骨の模型をきっかけに、櫛形山の自然やエコパークのことを多くの人に知ってもらえればうれしい」と話している。
ガチャガチャは1回500円(500円硬貨専用)。午前9時半~午後5時。月曜(祝日の場合は翌日)休館。