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昇仙峡 自転車やカヌー満喫 市がツアー

昇仙峡 自転車やカヌー満喫 市がツアー

 甲府市は13日、日本遺産に認定されている御嶽昇仙峡で、サイクリングと野外アクティビティーを楽しむツアーを行った。参加者は渓谷沿いを自転車で走りながら景色を眺め、カヌーやサウナも体験し、初秋の昇仙峡を満喫した。
 サイクリングと自然環境を生かしたアクティビティーを組み合わせ、昇仙峡のファンを増やそうと企画。甲府記念日ホテルを出発し、県営駐車場まで走る初級者向けと、マウントピア黒平で折り返す上級者向けの2コースで実施。いずれも通常は車両規制がある渓谷沿いを通り、ガイドが奇岩や昇仙峡にまつわる短歌が刻まれた碑を紹介した。
 計約40人が参加。初級者は荒川ダムでカヌーを体験し、上級者はテントサウナや板敷渓谷の散策も楽しんだ。東京都世田谷区の田中照彦さん(53)は「地元では見られない大きな岩があり、水もきれいで癒やされた。いつか来たいと思っていたので、いい機会になった」と話していた。
 市は自転車愛好家の受け入れ環境を整備するため、県営駐車場や金桜神社など昇仙峡エリアの5カ所にサイクルラックも設置した。

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