迫力のジャズに喝采
県内の明治大出身者らでつくる「音の一滴実行委員会」(中丸真治実行委員長)は10月27日、甲府・リッチダイヤモンド総合市民会館で、同大の実力派ジャズバンドを招いた演奏会を開いた。無料で招待された約500人が迫力ある演奏に聞き入った。
同大の公認クラブ「明治大学Big Sounds Society Orchestra(ビッグ サウンズ ソサエティ オーケストラ)」が出演。米国のジャズピアニスト・故カウント・ベイシーが率いたビッグバンドのナンバーや、ジャズのスタンダードナンバーを披露した。
曲中に即興でソロが奏でられると、観客からは割れんばかりの拍手が送られた。北杜・高根中2年の城野結衣さんは「音圧がすごかった。自分も練習をもっと頑張りたい」と興奮した様子。バリトンサックスを演奏した大久保藍さん=甲府昭和高出身=は「自由度が高いジャズの魅力が伝わったと思う」と話した。
県内で活動するアマチュアバンドや、世界的ジャズドラマーの森山威男さん(甲州市出身)による演奏もあった。 企画を立案した実行委事務局長の茂手木寛さんは「迫力ある演奏に心を動かされた。来場した人にとって、何か好きなことを見つけるきっかけにつながればうれしい」と語った。