レストランことぶき（Introduction of Restaurant "KOTOBUKI"）

更新日 2021年01月26日公開日 2018年06月07日

「JAPAN SHOJI」のフィッシュ&チップスとは

　精進湖は明治時代に「JAPAN SHOJI」として多くの外国人を魅了した湖です。そのきっかけとなったのが英国人「ハリー・スチュワート・ホイットウィーズ」。彼は日本に帰化して和名の「星野芳春」を名乗りました。そして1年がかりで富士山麓周辺をくまなくその足で回りいちばん美しく富士山が見える場所として精進湖に「精進ホテル」を建設しました。海外に「東洋のスイス」として「JAPAN SHOJI」を発信し、人気のリゾート地となったのです。
　ハリー・スチュワート・ホイットウィーズに敬意を表し、2017年に精進湖活性化協議会によって「精進湖フィッシュ＆チップス」が開発されました。彼の故郷である英国の「フィッシュ＆チップス」を精進湖周辺の食材を使って再現しています。

テイクアウト用のランチトートや専用のボックスがかわいい

各店舗でオリジナルのディップを用意。「レストランことぶき」に話しを聞きました

　フィッシュ＆チップスは白身魚のフライに、棒状のポテトフライを添えたもの。英国ではファーストフードとして親しまれています。精進湖版の「フィッシュ＆チップス」は精進湖でとれた新鮮なワカサギと地元のじゃがいもを使用したフライドポテトが添えられています。もともと周辺地域ではワカサギの天ぷらがあり、扱いなれている食材であることが開発の経緯にあります。

　精進湖にあるレストラン「ことぶき」に話しを聞くと、天ぷらよりも衣を厚くし、ビールを使用することでふわふわ、サクサクに仕上がるとのことでした。精進湖周辺で約15店舗の飲食店、宿泊施設でフィッシュ＆チップスが提供されています。各店でオリジナルのディップソースを用意。「ことぶき」では山椒入りのタルタルソースのディップにつけて。食べ応えのあるワカサギとの愛称は抜群です。ほくほくのフライドポテトと一緒に、おつまみにも最高な一品です。テイクアウトもできるのでフットパスで周辺散策や観光のおやつにも最適です。ぜひ「JAPAN SHOJI」のフィッシュ＆チップスで、美しい富士山に魅了された英国人ハリー・スチュワート・ホイットウィーズに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。