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こがらしぶどう、甘いよ

こがらしぶどう、甘いよ

 山梨市牧丘町地区で、収穫期を2カ月程度遅らせて希少価値を高めた「こがらしぶどう」の収穫が始まった。
 栽培しているのは、JAフルーツ山梨笛川支所管内にある、標高600メートル前後に位置する遅場地帯の農家9軒。巨峰とシャインマスカットの2種類で、雨よけの農業用ハウス内で落葉を防いで収穫期を遅らせ、通常よりも糖度を高くしているという。京浜市場を中心に露地栽培の1・5倍程度の高値で取引される。JAフルーツ山梨の直売所でも販売している。
 出荷初日の4日は、同市牧丘町西保下にある、こがらしぶどう部会長の渡辺正美さん(54)のハウスで巨峰100キロを収穫。はさみで一房ずつ丁寧に切り取っていった。渡辺さんは「例年よりも糖度が高く仕上がった。家族で食べてほしい」と話している。
 JAフルーツ山梨によると、作業は12月上旬まで続き、計12トンの出荷を見込んでいる。

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