人気の手造りみそ 半年ぶりお目見え
中央市浅利の道の駅とよとみは、半年以上品切れになっていた人気の手造りみその販売を再開した。造り手の顔が見えるよう写真入りのポップを飾るなど、売り場も一新している。
みそは、同市豊富地区の主婦グループ「うまいもん」(石川美子代表)が製造を担当。2003年に道の駅内の工房を拠点に活動を始め、多いときは15人のメンバーがいたが、高齢化などの影響で現在は5人で活動している。米こうじと麦こうじを合わせた赤みそ(700グラム、700円)と、米こうじのみを使った白みそ(700グラム、800円)の2種類を販売している。
毎年1~3月にかけて数回仕込み、年間販売分の約360リットルを生産する。県産大豆を使用し、食品添加物は使わない。「昔から地域で造られてきた家庭の味」(石川代表)といい、香りや風味が良いのが特徴。リピーターもいるほど人気で、昨季分は4月から品切れになっていた。
販売が始まったのは今年1月に仕込んだ分。売り場には、メンバーの顔写真や「愛情込めて作ってま~す」などのメッセージを付けた。石川代表(77)は「お待たせしたが、昔ながらの味を楽しんでほしい」と話している。
現在、造り手の仲間も募集している。問い合わせは道の駅とよとみ、電話055(269)3424。