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山梨の夏の風物詩 甲府中心街「七夕祭り」(Summer tradition of Kofu City "Tanabata Festival")

tanabata_s.jpg 夏の風物詩の一つといえば「七夕祭り」が挙げられます。甲府市内では、毎年7月7日を含めた数日間、銀座通り商店街で七夕祭りが開催されます。今回は、そんな七夕祭りをご紹介していきます。

色とりどり、いつもとは違う甲府中心街を歩く

 魔法がかけられたかのように、七夕祭り期間中は、色とりどりの吹流しやインパクトのある飾り付けが甲府中央商店街を彩ります。また、商店街には沢山の出店が立ち並び、浴衣姿の人たちで賑わいます。tanabata_01.jpgtanabata_02.jpg

七夕の歴史

 七夕の歴史はとても古く、日本のお祭りの行事の中で長い間大切にされてきました。このお祭りの由来は、織女星(しょくじょせい)と牽牛星(けんぎゅうせい)という二つの星が1年で最も近づく7月7日を祭って、老若男女が手芸や技の上達を願ったことからといわれています。現在でも、毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする習慣が残っています。

山梨と七夕の関係性

 『ささのはさらさら』というフレーズが印象に残る唱歌「たなばたさま」は、山梨県出身の権藤花代が作詞をしました。 権藤花代は、1899年山梨県韮崎市穴山町に生まれ、出版社に勤めながら、野口雨情と千葉省三に師事し、1961年(昭和36年)に62歳で亡くなるまで多くの作品を残した童謡作家です。

いざ七夕祭りへ

 中心街へ近づくたびに賑わいが増し、たくさんの吹流しや願いが書かれた短冊が姿を現します。

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 銀座通りと呼ばれるアーケード街を中心に、七夕飾りや出店が立ち並びます。かすがも~るや銀座通りなどの中心街は大人から子どもまで多くの人で賑わい、浴衣姿の人も多く見られます。 屋台も銀座通り商店街の端から端まで埋め尽くされるほど出店され、お祭りに来たぞという気持ちになります。

 銀座通りに歩みを進めると、屋台で販売されている食べ物のいい香りがします。山梨名物のフジザクラポークのウインナーや、定番のたこ焼き、お好み焼きなど、たくさんの屋台が立ち並び、珍しい食べ物では「甲州狼煙焼き」、「モツ煮」も。家族連れも多く、子ども達は「あれ買って」「これ買って」とお父さん、お母さんにおねだりをする微笑ましい姿が見られます。

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【短冊の天の川】通りに飾られている笹には、大人から子どもまでそれぞれ願い事を書いた短冊がアーケードの上の方に天の川と称して飾られています。

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アーケード全体に飾られている大きな吹流し。 金、銀、赤、黄色など、個性的で輝く華やかな吹流しもありました。こちらの吹流しは、数日間のお祭りの日だけではなく、1週間近く作品の展示が行われます。

 七夕祭りは、毎年7月7日前後に甲府市中心の商店街で開かれます。華やかな飾り付けを見に行くのもよし、屋台を満喫するのもよし、さまざまな楽しみ方で、日本の古き良き風習を感じてみてください。

Article written by New Attitude

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