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山梨の野鳥 Vol.4(Wild birds of Yamanashi)

 自然豊かなここ山梨には、多くの野鳥が生息しています。ほんの少し足をとめて辺りを見渡すと、様々な鳥の営みを見ることができます。
 木々の緑も深まり、さわやかで気持ちの良い季節になってきました。今回は、初夏にみることのできる鳥たちを中心に紹介します。

ミソサザイ

 渓流沿いでフルートのような音色が響いてきたら、この鳥かもしれません。小さな体で暗い岩場をピョンピョン飛び回るため、発見するのに骨が折れます。
 色は地味ですが、声は大きく、谷間での反響と相まって、全身が美しい囀りに包まれるのを体感できます。
 登山中にこの声が聞こえてくると癒され効果抜群です。

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撮影地:山梨市 西沢渓谷

エゾムシクイ

 モーツァルトの楽曲のような鳴き声です。ムシクイと名の付く鳥はほかにもセンダイムシクイがいます。エゾといい、センダイといい、名付けた学者は北日本が好きなんだと思います。
 傾斜が急で崖の多い場所を好み、亜高山帯に生息しています。撮影した場所は標高1300m地点でした。名前の通り主食は虫ですが、クモも食べるようです。

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撮影地:山梨市 西沢渓谷

キジ

 エメラルドグリーンの胴体、羽は茶、白、黒がバランスよく混ざり、首は青、顔は赤、目は黄色と黒。国鳥と呼ぶにふさわしい美しさと大きさを備えています。「ギーっ、ギー」という鳴き声は朝方の畑によく響き、暖かい季節の訪れを知らせてくれます。野生の雄を初めて見た時は美しさのあまりカメラを構えることを忘れています。
 山梨県内では農道や畑で見ることができます。鳴き声が聞こえれば大体近くにいますので、探してみることをお勧めします。「キジも鳴かずば撮られまい?」ですね。

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撮影地:韮崎市

キセキレイ

 尻尾をピコピコしながら、歩き、羽ばたき、動きまわり、おなかは黄色。遭遇率は ハクセキレイ > セグロセキレイ > キセキレイ の順でしょうか。(あくまで個人の感想です。)出てきたときはおなかの黄色に目がいきます。鮮やかな黄色に暗い色が混ざり色のバランスの良い鳥だと思います。同じ黄色で行くとキビタキもきれいです。

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撮影地:山梨市 万力公園

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