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ナイスタウンバーガー (Introduction of NICE TOWN BURGER)

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 オーナーは、素材がものをいうシンプルな料理だからこそ、生産者と直接やりとりをして食材を厳選し、調達する。まな板に並べられた食材をいかに組み合わせ、美味しさを引き出すか。和食でいうところの寿司に近い感覚なのかもしれません。

 オーナーは若かりし日、仲間たちと渡米し夢を語り合った際に、アメリカ料理の店を出すと決めていたそうです。その後、ハンバーガーはもとより、和食やフレンチ、多様な料理を学んだそうです。

 これら独自の経歴から生み出される発想で極上のうまみをサンドする。そのこだわりは、サイドメニューにも。牛乳とヨーグルトの中間、少しトロミがあるバターミルク、ケイジャンスパイスに漬け込み厚めの衣で仕上げたバターミルクフライドチキンなど、一風変わった、オーナーならではの味付けがクセになります。デザートに至るまでこだわりと美味しさがギュッと詰まっています。

ベーコンチーズバーガー

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契約農家から取り寄せた新鮮な野菜、自家製で仕立てた燻製ベーコン、挽かずにチョップした極厚パティにとろけるチェダーチーズが絶品。写真のようなダブルパティにすることも可能です。

苺のまぜまぜミルフィーユ

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旬のフルーツを味わえるデザート。取材時は苺。現在はバナナとナッツのプラリネのまぜまぜミルフィーユに変わっています。添えられたスティック状のミルフィーユがアクセントです。

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 店名はフィラデルフィアにあるナイスタウン地区で出会ったというアメリカンダイナーに由来します。カウンターとテーブル、合わせて9席と小規模ですが、オーナーによるボリューミーなハンバーガーは胃袋を満たすには充分なサイズです。小上がりの座敷になっており、ハンバーガーショップながら小粋な割烹料理屋のような趣きも感じさせます。
 お店の正面には、厳かな雰囲気に満ちた神社があり、春には桜が舞い散ります。秋にはきっと紅葉も美しいでしょう。四季折々の富士を望む町の片隅で豪快にハンバーガーにかぶりつく。日本の繊細さとアメリカンなダイナミズム。粋を嗜むバーガーショップです。

 海外の観光客には、ぜひとも吉田のうどんの硬さに驚いたあと、日本食とは別の味覚に回帰したくなった際の拠点として活用してほしいです。海外で食べるそれとは違う、修行の過程で様々な料理に触れてきたオーナーだからこそ出来るハンバーガーがそこにはあります。多様な味覚に存分に応え、満足させてくれるはずです。

 一口にハンバーガーといっても、その解釈と味のレパートリーは多種多様に存在します。完全にオペレーティングされたチェーン店でない限り、人の数だけハンバーガーがあるといっても良いくらいでしょう。たくさんの具材と肉のうま味、そしてオーナーの美学が加わることで完成します。富士山観光に富士吉田市を訪れたのなら、ニューフュージョンなオリジナルハンバーガーをぜひ。

コンビーフ&チェダーチーズサンドウィッチ

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 日本でコンビーフというと缶詰を思い浮かべる人が多いかもしれません。このお店のコンビーフはほぐれていないブロック状の牛肉の塩漬けしたものです。
 使われているパンは、笛吹市御坂にあるパン屋さん「モグモグパン」に最適なバンズをオーダーして焼いてもらったオリジナル。じゃがいもを練り込んだチャパタのフカフカの食感はたまりません。火入れしたコンビーフ、チェダーチーズをサンドすれば、とろふわサンドイッチの完成です。

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Article written by VALEM co., ltd.

山梨県富士吉田市下吉田4-18-36
Tel 090-9398-816
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