
厳しい寒さ 天然氷"豊作" 北杜で切り出し 全国のかき氷店へ
更新日 2025年03月14日公開日 2025年03月12日
北杜市で天然氷作りが行われている。今シーズンは厳しい冷え込みで、過去最高の生産量となる見通し。
「八義」(同市高根町長沢、高橋秀治蔵元)が昨年12月から、同所など市内3カ所の人工池で製造。井戸からくみ上げた八ケ岳南麓の地下水を入れて凍らせた後、1月上旬から氷の切り出し作業をしている。2月23日は社員やボランティアら約20人が同所の池で切り出しを実施。厚さ15センチほどの氷をエンジン式カッターやのこぎりで切り分け、レールの上を滑らせて氷室に運んだ。
担当者によると、今シーズンは気温が低い日が続き、雨や雪が少なかったため順調に氷作りが進んだ。天候にもよるが、今月上旬までに計約260トンの生産を見込んでいる。氷は全国のかき氷店などに出荷する。