
ヒメマス釣り、25日解禁
2025年03月19日
本栖湖漁協(伊藤正一組合長)は14日、本栖湖(富士河口湖町、身延町)の今春のヒメマス釣りについて、例年通り25日から解禁すること決めた。湖では大型外来魚のレイクトラウトの食害とみられるヒメマスの生息数減少が指摘され、昨年秋は解禁を見送っていた。
本栖湖は例年春と秋の2度ヒメマス釣りを解禁。漁協が解禁可否を判断するため、試し釣りをしている。14日は午前8時ごろから漁協関係者が試し釣りし、同11時ごろまでに体長20センチほどのヒメマス5匹を釣り上げた。漁協は「ヒメマスが残っていたことが確認できた」とし、例年通り3月25日~4月25日の解禁を決めた。解禁までにさらに成魚約1万匹を放流する予定という。
本栖湖では近年、ヒメマスの生息数の大幅な減少が確認されていて、22年11月に確認された産業管理外来種のレイクトラウトによる食害が原因とみられている。昨秋の試し釣りではヒメマスが1匹も釣れず、初めて解禁を見送っていた。漁協は放流を幼魚から捕食されにくい成魚に切り替えるなどの対応を取っている。