山梨の野鳥 Vol.13(Wild birds of Yamanashi)
梅雨に入り、じめじめと過ごしにくい季節になってきましたね。雨の多い時期ですが、梅雨の晴れ間に外に出て鳥を探してみるのはいかがでしょうか。今回は、初夏にかけてに見られる鳥について紹介します。
ヒヨドリ
「山梨県にお住まいであれば、ほとんどの方が見たことあると思います。「ヒャー、ヒャー」という鳴き声や南天をくわえた姿。電柱の木の上や柵の上など、いたるところで見られると思います。近くで見ると存外愛嬌がある外見をしています。
全長はスズメ2羽程度の大きさです。糖分を好むためか花の蜜を吸ったり、家の前に果物を置いておけば食べにくるほどです。(我が家には庭のドックフード目当てに来訪します。)
手軽に観察できる鳥ですので、気が向いたときに姿を探してみると良いかと思います。(ちなみに日本国内では都市部を含めごく普通に観察されますが、分布がほぼ日本国内に限られているため、日本を訪れる海外のバードウォッチャーにとってはぜひ観察したい野鳥のひとつとなっているそうです。)
撮影地:韮崎市
ルリビタキ
全長は約15cmと、スズメほどのきれいな青い色の小鳥です。標高約1900m。韮崎市にある大西峰(おおにしみね)への登山中、頂上手前の尾根道で撮影しました。
当日は霧がひどかったため、なかなか良い写真が撮れませんでしたが、遠くからでも分かる青色のきれいな姿にうっとり見とれてしまいました。
冬は関東以南にいるため、見かけると暖かい季節が近づいてきたのだと実感します。
撮影地:韮崎市(大西峰)
アオゲラ
キツツキはこれまでに、アカゲラ、コゲラを紹介しましたが、今回紹介するアオゲラで山梨県に生息する主要なキツツキは概ねご紹介できたかと思います。(後はオオアカゲラを山中で探すのみです...)
水鳥を撮るため、山中湖にいたのですが、たまたま近くに出てきましたので、カメラを向けて撮影しました。
目立つ外見をしていますので、観察していて楽しいです。加えて全長29cmと姿も大きく。一度発見するとついつい目で追ってしまいます。
撮影地:山中湖