お金のQ&A
お札(さつ)や硬貨(こうか)をなぜ "お金" というの?
硬貨やお札が"お金(かね)"と呼(よ)ばれるようになったのは江戸時代の終わりから明治の初めころだといわれているんだ。
それまでは
金(きん)・銀(ぎん)でつくられたものを→カネ
銅(どう)・鉄(てつ)でつくられたものを→ゼニ
紙でつくられたものを→フダまたはサツ
といっていたが、金・銀・銅・鉄などの金属でできているものが多かったので"お金(かね)"といわれるようになったんだ。
世界で一番大きいお金は?
力ロリン群島(ぐんとう)のヤップ島のお金は、石でできていて、大きいものは直径(ちょっけい)3.6mもあるんだ。ヤップ島はサンゴ礁(しょう)なので石が少なくきちょうひんなんだ。お金が大きく重すぎて運べないので、手に入れた人は名前を書いておいておくんだよ。
世界で一番小さい銀貨(ぎんか)は?
今から240年くらい前のネパールで使われた銀貨は、直径2mm、重さ0.02gといわれているんだ。これをさらに1/2、1/4に切って使ったといわれているんだよ。
世界で一番大きいお札は?
中国の明(みん)の国で1375年に発行された"ほうしょう"というお札が世界最大(せかいさいだい)といわれているんだ。たて34cm横22cmでなんとハンカチーフのような大きさなんだよ。
世界で一番大きい金貨(きんか)は?
豊臣秀吉(とよとみひでよし)が戦争(せんそう)のほうびとしてつくった天正長大判(てんしょうながおおばん)が世界一大きい金貨なんだ。長い方が約(やく)17cm、短い方が約10cmもあるんだよ。
昔(むかし)のお札はすべて今のように横が長かったの?
お札の形は明治の初めまではすべてたて長だったんだが、国立銀行紙幣(こくりつぎんこうしへい)<明治6年>から横長(よこなが)にかわったんだ。
お金(硬貨)はなぜ丸くなったの?
大昔はいろいろの形をしたお金があったんだが、今からおよそ2000年くらい前から丸くなったんだ。丸いほうがかさばらない、こわれにくい、サイフから出しやすい、つつみやすい、などよいところがたくさんあるんだ。
昔のお金の穴(あな)が四角(しかく)いのはなぜ?
昔のお金のつくりかたは、鋳型(いがた)といってお金の形(かたち)をしているものに銅や鉄をながしこんでつくったんだ。その鋳型からとり出してまわりをきれいにととのえる時、四角い棒をさしこんで回転(かいてん)させてきれいにしたんだ。穴が丸いと上手(じょうず)にまわらないんだよ。また、中国では天は丸いもの、地は四角いものと考えていたことから、丸いお金に四角い穴をあけ「天と地」を表したともいわれているんだよ。
硬貨の"おもて"と"うら"を知ってるかい?
法律(ほうりつ)による決まりはないんだが、造幣局(ぞうへいきょく)では、年号(ねんごう)のある方を"うら"と呼んでいるんだ。その反対が"おもて"だよ。
1円玉(だま)100枚(まい)で100円の買物(かいもの)ができるかな?
お金(硬貨)は、一度に使えるまい数の限度(げんど)が法律(ほうりつ)によってきめられているんだ。同じ硬貨を一度に使えるまい数は20枚までとなっているんだよ。これは受け取る人がかぞえるのに大変だから、ことわることができるんだ。
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